なぜ義太夫節?


義太夫節をご存知でしょうか?

数ある日本の伝統音楽の中で音曲(おんぎょく)(つかさ)(三味線音楽の王者)と呼ばれ、日本文化の基盤となる芸能です。

文楽や歌舞伎の「物語」そのものであり、音楽でありながら演劇としても認識されるべきものかも知れません。

 

その特徴は、限界まで追及した「声」の表現力。身体全体を使い、さまざまな技法を経て発せられる声のエネルギーは凄まじく、そこからあらゆる感情や情景、人物の表情までが読み取れるのです。この「声」による語りを支え、共に物語を作り上げる「太棹三味線」もまた、何種類も存在する三味線の中で抜群の表現力を持っています。 本来そこにあるはずのない光景が、語りと三味線の力だけでふっと目の前に立ち現れた時、測り知れない感動が心に湧きおこります。

 

殊に女性による義太夫は、その芸と美貌で日本中を興奮の渦に巻き込んできた第一級のエンターテインメントであった歴史があります。(201710月から始まる、NHK連続テレビ小説『わろてんか』でも大きく取り上げられます。)

 

現在のようにアイドルグループなど存在しなかった時代、日本人を熱狂させたのは「娘義太夫」と呼ばれた女性の義太夫演奏者でした。

 

今も使われている「追っかけ」という言葉もルーツは義太夫にあります。何箇所もの会場を掛け持ちで廻り、人力車で移動するお目当ての演者の後を熱心なファンが追いかけたのが由来です。つまりAKB48の大先輩たちなのです!

 

驚くべき声量、迫力ある語りと三味線は、「伝統音楽」というカテゴリーには収まりきれません。

「日本にこんな面白いものがあったのか!!」という衝撃を味わってみませんか?

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